伝ヴィタリのシャコンヌをフランチェスカッティの編曲・演奏で聞く
作曲者 : VITALI, Tomaso Antonio 1663-1745 伊
曲名  : シャコンヌ ト短調 (疑作) (フランチェスカッティ編曲)
演奏者 : ジノ・フランチェスカッティ(vn), エドモン・ド・シュトゥツ指揮 チューリッヒ室内管弦楽団
CD番号 : SONY/CSCR 8456



スイスのヴィンタートゥーアで1966年に録音されたこの演奏は、私の宝物の一つである。多分、ジノ・フランチェスカッティの全ての録音の中でも突出した出来映えの一つであり、シュトウツの指揮した中でも最高のパフォーマンスだと確信している。
この演奏を、時代がかった大仰な編曲と演奏だと感じる人は、この演奏と縁が無かったと諦めていただくしかない。何しろ誰が作ったのかよくわからないまでも、17世紀から18世紀初頭のバロック中期から後期(というのはやたらと音楽が成熟しているので…)の様式をよく表しているこの作品を、ロマンチックな感性で極めつきに歌い上げたものがこれなのだ。
様式がどうの、ピリオドがどうの…それも良い。それも良いが、こうしたスタイルもまたありだと私は思う。

写真はこの録音が行われたヴィンタートゥーアの音楽堂。
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by Schweizer_Musik | 2010-06-23 09:05 | CD試聴記
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