シューマンの交響曲第4番をフルトヴェングラーの指揮で聞く
作曲者 : SCHUMANN, Robert Alexander 1810-1856 独
曲名  : 交響曲 第4番 ニ短調 Op,120 (1841/51改訂)
演奏者 : ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD番号 : Grammophon/427 404-2



定番中の定番となった名盤で、今更書くこともないようなのだけれど、yurikamomeさんがこの曲を8月24日からずっと聞いておられ、チェリの演奏を予想通りケチョンケチョンに書いておられ(こちら)ニタニタしながら読み、私はその演奏は持っていないものの、そのちょっと前に書かれていたEMI盤を聞いて、まっそうだろうなぁなどと感じていたところ、この歴史的名盤を聞き返したくなったのである。
フルトヴェングラーが生前に自分の録音したものの中で気に入っているものとして、これと同じグラモフォンに録音したシューベルトの「グレイト」をあげていたというが、本当かどうかは知らないけれど、説得力はある。
大胆かつ繊細なアゴーギクを屈指し、ユニークな構成を持つこの作品を圧倒的なパワーとスケールで描いたこれはやはり横綱級の名演だと言うべきものだと思う。
ルツェルン音楽祭のライブなど、破天荒な演奏も思い出されるけれど、やはり、このスタジオ録音は、彼としては充分に準備し、何度も聞かれることを前提として表現を抑えたその演奏は、造型とロマンの飛翔が見事にバランスしたものとなったのである。
こんなことは、みんなが書いていることで、別に目新しいことは何一つない。更に、フランツ・コンヴィチュニー、オットー・クレンペラー、ジョージ・セル、ラファエル・クーベリック、ベルナルト・ハイティンクとこの曲の名演はずいぶん多い。人気もあり、また多くの指揮者、オーケストラを惹きつけてきたからであろう。

c0042908_19195727.jpgスコアを読んだりしながら聞いたので、細かなところでチェックしていたため、なんども、そしていくつもの演奏を聞き、この曲を再び勉強し直しているつもりで夕方の数時間をこのシューマンの作品と過ごした。
明日は涼しくなるそうだ。ようやく秋が来たということなのだろうか?

写真はブリエンツ・ロートホルン山頂から見た風景。この日は小雨模様だった…。
by Schweizer_Musik | 2010-09-14 19:20 | CD試聴記
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