ラヴェル、ショーソン、デュパルクの歌曲を若きスゼーの名唱で聞く
作曲者 : RAVEL, Maurice 1875-1937 仏
曲名  : ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ "Don Quichotte À Dulcinée" (1932-33) (P.モラン詩)
演奏者 : ジェラール・スゼー(br), エドゥアルト・リンデンバーク指揮 パリ音楽院管弦楽団
CD番号 : Testament/SBT 1312



1951年頃録音ということで、若々しいジェラール・スゼーの声が聞ける。ラヴェルのこの小さな歌は、もともと映画のための歌で、コンペへの出品作だった。コンペではイベールの作品と争い、この時はイベールが勝利し、映画に使われたのだけれど、ラヴェルの作品は映画とは別に今日でも歌われている。
指揮者が新世界を最近とりあげたばかりのリンデンバークである。当然モノラル録音ではあるが、大変良い復刻状態で、なかなかの名盤である。
ステレオ時代に入ってすぐ、ヴァンデルノートと入れ直したために、この録音が忘れられていたものと思われるが、忘れてしまうには惜しい演奏で、他にドビュッシーの「マンドリン」などのオケ版が歌われている。
CDにはその他にショーソン、デュパルクの歌曲がジャクリーヌ・ボノーのピアノでおさめられていて、これまたステレオ時代に入ってボールドウィンなどと録音し直したため、忘れられていたもの。聞いてみて、忘れ去るにはあまりに惜しいものばかりで、ついつい聞き入ってしまった。
デュバルクの有名な「旅への誘い "L'Invitation au voyage"」なんて、シャルル・パンゼラの歌が一番という方にお薦めしたい一枚だ(笑)。

写真はピラトゥスから下りるロープウェイからの風景。フィアーヴァルトシュテッター湖(通称ルツェルン湖)とそのむこうにリギ山、ビュルゲンシュトックが見える。
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by Schweizer_Musik | 2010-10-21 10:19 | CD試聴記
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