ヨハン・シュトラウスⅡ世の「こうもり」をウィーン国立歌劇場の公演のDVDで見る
タイトル(or 曲名) : シュトラウスⅡ/喜歌劇「こうもり "Die Fledermaus"」(1873年作曲/74年初演)
出演者 : テオドル・グシュルバウアー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 合唱団, ベルント・ヴァイクル(アイゼンシュタイン), ルチア・ポップ(ロザリンデ), エーリッヒ・クンツ(フランク), ブリギッテ・ファスベンダー(オルロフスキー), ワルター・ベリー(ファルケ), エディタ・グルベローヴァ(アデーレ), ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー(アルフレード)他
DVD番号 : DENON/COBO-5907



今日は一日、結局ロクに仕事もせず、寝て過ごす。いつもなら学校で授業をしているはずなのだが、今日は年度末に音だしをするために休講で、一日作曲をする予定であったのに、疲れが出たのか、眠気で全く進まず、休むことにした。
で、買ったままになっていたDVDから、「こうもり」を見た。
シェンク演出のもので、カルロス・クライバーのものと同じ演出であるが、指揮が度の強い眼鏡姿が懐かしいグシュルバウアーで、オケのメンバーをよく見ていると(当然のことながら…)びっくりするようなメンバーがずらり…で、こちらもまた楽しい楽しい「こうもり」で、とても楽しめた。
グルベローヴァのアデーレなんて、なんと贅沢なのだろう。ルチア・ポップのロザリンデのなんて艶やかで可愛いのだろう。これならば、私だって夢中になる…(笑)。フランク役のエーリッヒ・クンツの見事さ…。彼は歳をとってもあの声を失わなかったのだ…。
アルフレード役はヨーゼフ・ホプファーヴィーザーというテノールで、カルロス・クライバーのDVDでも同じ役を歌っていたが、、脇をこういうなかなか芸達者が固めているあたり、ウィーン国立歌劇場の面目躍如たるものがある。
ベルント・ヴァイクルのアイゼンシュタインも軽妙で良い。しかし、この映像の魅力の大半はルチア・ポップである。ああなんであんなに早く逝ってしまったのだ…と、ちょっぴり恨み言を言いたくなるほどである。
ついで言うならば、アデーレのグルベローヴァであろう。冒頭の歌もそうだが、第2幕の「侯爵様…」と歌うあたりの気品の色気は、凡百の歌い手では絶対無理…だ。
ヴァイクルもとても良い。カルロス・クライバーの演奏でのエバハルト・ヴェヒターも良かったし、私は昔よくLDで見たプラシド・ドミンゴ指揮のヘルマン・プライのアイゼンシュタインが忘れられないのだけれど、ヴァイクルも充分楽しませてくれる。
テオドル・グシュルバウアーの指揮もさすがに手慣れたもので、実力のわりには録音に恵まれない彼の若かりし頃における佳演として長く記憶されるべきものと言える。

写真はチューリッヒ・トーンハレの一階の入り口あたり。ここでチケットを見せて二階に上がるとホールである。
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by Schweizer_Musik | 2011-01-28 21:16 | DVD/スカパー!視聴記
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