ヴィヴァルディの協奏曲 変ロ長調「葬送」
作曲者 : VIVALDI, Antonio 1678-1741 伊
曲名  : 協奏曲 変ロ長調「葬送 'Concerto funebre"」RV 579
演奏者 : リナルド・アレッサンドリーニ指揮 コンチェルト・イタリアーノ
CD番号 : OPUS111/OP30367



もう一曲、悲しみの曲を。ストラヴィンスキーがいくら悪口を言っても、ヴィヴァルディは偉大な作曲家であることにかわりはない。
この協奏曲はオーボエとファゴットが加わる合奏協奏曲であるが、清涼な明るさに満ちている。中間楽章がAllegro moderatoで、両端楽章が遅い音楽で書かれている。短調で殊更悲壮感をあおり立てるものではなく、死者への哀悼は天国への安らかな旅立ちへ寄せる心が表現されているようだ。終楽章の終わりにフーガがおかれ、永遠の旅立ちの勝利を確信しているかのようで、この厳しい状況に相応しいかどうか私にはわからないし、このような状況で音楽なんて果たせることなどたかが知れているのだから、逆に下手に悲惨を煽るようなものより、こうした音楽を聞きながら、心を震災地域へ寄せていきたいと思う。
さあ、私に出来ることを黙々と…ということで楽譜を書くことに戻ろう。良い仕事をすることが大切な支援なのだと無力な私としては、ただただ信じたい。

写真はラッパーツヴィルの城の前の広場から見た風景。
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by Schweizer_Musik | 2011-03-17 09:40 | CD試聴記
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