シュポアのクラリネット協奏曲第1番をペーター・マーク指揮スイス・イタリア語放送管で見る
タイトル(or 曲名) : シュポア/クラリネット協奏曲 第1番 ハ短調 Op.26 (1809)
出演者 : クルッツィオ・ペトラーリオ(cl), ペーター・マーク指揮 スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD番号他 : Silverline Classics/80012



ソリストのクルッツィオ・ペトラーリオはこのオーケストラのあるスイスのイタリア語圏であるティチーノ州の出身で、ローザンヌ音楽院とパリ音楽院で学び、1993年のスイスのUBSのコンクールで優勝した後、ヴィンタートゥーアのオーケストラなどに所属していて、2000年からはローザンヌ室内管弦楽団の奏者として活躍している。
ここで聞く彼のソロは、柔らかな音色で、あまり抒情的な表現に富むもので、名匠ペーター・マークの指揮するスイス・イタリア語放送管弦楽団(ティチーノ州の州都ルガーノが本拠)が実に美しいアンサンブルで共演している。
なんと言っても、ペーター・マークが指揮をしていることが話題となりそうなDVDで、わずか500円で買ってしまって申し訳ない気持ちである。
AMAZONなどでは、すでに売り切れししまっているけれど、Yahoo!のオークションなどではまだまだ購入可能であるので、お試しあれ。
ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」もまずまずの好演だった。ただ呼び物となっているドヴォルザークの「新世界」は編成の小さなこのオケではちょっと厳しいものがある。やはり大編成で聞き慣れてしまっているので、こういうコンパクトな編成のオケには不向きな選曲だと感じた。

写真はルガーノの湖畔の風景。ああまた行きたい!!
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by Schweizer_Musik | 2011-04-08 18:58 | DVD/スカパー!視聴記
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