ラヴェルのシェエラザードをホーンの独唱で聞く
タイトル(or 曲名) : ラヴェル/歌曲集「シェエラザード "Shéhérazade"」M.41 (1903) (T.クリングゾル詩)
出演者 : マリリン・ホーン(m-sop). レナード・バーンスタイン指揮 フランス国立放送管弦楽団
DVD番号他 : ニホンモニター/DLVC-1158



いささか大味な感じが残ってしまったけれど、押し出しの良いシェエラザードである。アメリンクが歌った2種類の録音やヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスのものといった歴史的名演から、スーザン・グラハムやマクネヤーの録音など、好きな曲だけあって、10種類ほど聞いているけれど、やはりアメリンクとロス・アンヘレスのものばかり聞いている。
映像はこれしか持っていない。悪いわけではないのだが、ものすごく良いというほどでもない、ちょっと中途半端な出来映えは、フランス国立放送管弦楽団のアンサンブルのせいでもある。
個々の腕前は良いのだけれどアンサンブルの精緻さにやや欠ける点が惜しい。バーンスタインのせいなのか、オケのせいなのかは定かではないけれど、ライブらしい高揚感はあるし、全体としては充分満足できる水準ではあるのだが…。
それに、歌曲なので、字幕スーパーが入っていればよかった。好きで何度も聞いているとは言え、やはり歌詞対訳が必要で、それがこういう映像となっていたら字幕で楽して聞きたいと思うのは贅沢?
第2曲 魔法の笛 "La flûte enchantée" のフルート・ソロは上手いのだけれど、ちょっと響きが明るすぎて、曲のミステリアスな雰囲気が充分出ていないように思われる。きれいに吹いているけれど…。
しかし、ホーンの声は、私の好みではない、押し出しの強いもので、やはりアメリンクやロス・アンヘレスであったらと思ってしまった。
惜しい出来映えだった…。確か、一緒に入っているボレロやラ・ヴァルス、道化師の歌などは、この演奏会の前後でセッション録音されたものであったはずである。あれも良い演奏なのだけれど、ちょっと大味な気がして、愛聴盤にはなっていない。

再びセガンティーニの「アルプスの真昼」という絵を。生で見た方が良いに決まっているけれど、ザンクトガレンの美術館でこれを見た時の感動が少しばかり、この画像で甦ってきた…。セガンティーニはホントに素晴らしい画家であった…。一種の宗教的な世界も象徴しているようにも思われ、ずっと見ていても全く厭きることのない絵である。
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by Schweizer_Musik | 2011-04-09 22:59 | DVD/スカパー!視聴記
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