作曲者の指揮による「屋根の上の牛」
作曲者 : MILHAUD, Darius 1892-1974 仏
曲名  : バレエ「屋根の上の牛 "Le boeuf sur le toit"」Op.58 (1920)
演奏者 : ダリユス・ミヨー指揮 シャンゼリゼ劇場管弦楽団
CD番号 : CHARLIN SLC 17-2



先日、かなっくホールでコンサートの打ち合わせをしてきた。当日のスケジュールを簡単に作っておいた。一応たたき台として出しておくので、メンバー各位はご確認いただければと思う。(こちら)
もともと、チャップリンの無声映画の音楽として書かれたヴァイオリンとピアノのためのシネマ幻想曲という音楽が、コクトーの台本を得て、バレエに生まれ変わったものだが、第二次世界大戦の間、ブラジルに滞在していたことが、この音楽を生んだわけで、南米風の音楽がそこかしこに現れて、なかなかに楽しいものである。
アンタル・ドラティがミネアボリス交響楽団と録音したマーキュリー盤をはじめ、バーンスタインがフランス国立放送管弦楽団を指揮したEMI盤やらがある。
それを作曲者自身が監修?したとか私が勝手に思い込んでいるフロマン指揮ルクセンブルク放送管弦楽団のVOX盤もなんとも不思議で独特の味わいが良い感じだったけれど、このミヨー自身の指揮はちょっとぶっ飛んでいて、なかなか個性的!!である。
シャンゼリゼ劇場管弦楽団という名称であるが、果たしてオケの実態はラムルーあたりではないかと思われるのだが、どうだろう。シャンゼリゼ劇場を本拠としてフランス国立管弦楽団とコンセール・ラムルー管弦楽団が演奏しているので、そのどちらかではと想像しているのだけれど、この曲の初演も、そしてストラヴィンスキーの「春の祭典」も、ドビュッシーの「遊戯」もこの劇場で初演されたもので、その歴史的意義は大きい。
演奏の活きの良さは特別で、これを聞いてドラティ盤を聞くと、なんだか肩すかしをくったような気になる。不協和な響きもここでは盛大に響き渡り、変に整えられていないのがかえって面白い効果をあげていると私は思う。
難波のタワー・レコードで見つけて、早速レジに持って行ったもの。なかなかシャランのCDが手に入らなくて…。見つけたらこれは「買い!」。近代音楽ファンにはお薦め!!

写真はマロヤの村の風景から…。湖畔近くから見た峠付近の山々。セガンティーニはきっと毎日この風景を見ていたに違いない。
c0042908_20162352.jpg

by schweizer_musik | 2011-05-08 20:16 | CD試聴記
<< アンゲルブレシュトのレクイエム... 無伴奏ヴァイオリン… >>