ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番をアックスのピアノで聞く
作曲者 : BEETHOVEN, Ludwig van 1770-1827 独
曲名  : ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58 (1805-06)
演奏者 : エマニュエル・アックス(pf), マイケル・ティルソン・トーマス指揮 サンフランシスコ交響楽団
CD番号 : SFS/82193600372



今朝はすこぶる気分が良くて、朝の散歩を再開し、ちょっといつもより長く歩き回ってから帰る。小粒の雨もちょっと降っていたりしたけれど、気分は爽快だった。
帰って、音楽を聞いているところ。
アックスの演奏によるこの曲は以前にプレヴィンとRPOの組み合わせの録音をとりあげたことがある。(こちら)
内田光子さんの演奏を聞いて、思い出してそのままになっていたトーマスとサンフランシスコ交響楽団の録音を聞き始めたら、またまた止められなくなってしまった。内田光子もラドゥ・ルプーも良いけれど、これを聞くとやはりアックスかなぁなどと思い始めてしまう。
更にその素直で反応の良い音楽性は完璧とも言うべき仕上がりである。プレヴィンとの録音はあまりに磨き上げられていて、美しすぎるのが欠点だった?ほどである。それに対してこの2009年のライブ録音はどうだろう!!タッチは輝きに満ち、重量感のある響きで満ちたこの演奏は、アックスがいかに優れたメカニックを備えているかの証左であろう。そしてそれを屈指する優れたアンサンブル能力!!
トーマスはプレヴィンほどピタリとつけすぎず、ほどよくアックスに刺激を与えていてこれがまた新たなインスピレーションをかき立てる。
サンフランシスコ交響楽団は昔々、小澤征爾が指揮していた頃に実際に聞いたけれど、今はもう別のオーケストラになっているような気がする。こんなに重厚で深い響きをあのオーケストラはもっていたのかと驚く他ない。
録音も立体的で実によろしい。今後、この曲を聴く時には基準となる名演に出会えたように思う。

さて、今日は溜まった仕事を片付けよう。久しぶりに五線を開いて音符とこれから格闘する予定。相手はガーシュウィン…である。
写真はソーリオ。セガンティーニの最後の三部作の「生」の場面はここではないかと私は勝手に思っている。
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by schweizer_musik | 2011-06-21 06:59 | CD試聴記
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