ブラームスのヘンデル・バリエーションをアックスの演奏で聞く
作曲者 : BRAHMS, Johannes 1833-1897 独
曲名  : ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24 (1861)
演奏者 : エマニュエル・アックス(pf)
CD番号 : SONY-Classical/SK 48 046



高校生の時に、パスカル・ロジェの演奏でこの曲を知るという、ちょっと変わった経歴?(笑)の私は、最近はもっぱらカッチェンの録音とともに、このアックスの録音を愛してやまない。
優れたアンサンブル・ピアニストは、ソロもまた素晴らしいのである。決して、ソロはひ弱で物足りないなどということはない。
彼のテクニックの素晴らしさは全く表現できないほどである。細かなペダルワークで、音が濁ることなど全くなく、クリアで、音色の変化に富んだ精度の高いタッチによって、見事な演奏を繰り広げている。フォルテでも金属質にならず、深い響きをたたえているのは、彼゛かピアニストとしての素性の良さを物語るものだ。
第9変奏での高音のフォルテも堅くならないのは見事。各変奏の性格を大変良く表現しており、それも余裕綽々なのだ。最後のフーガの盛り上がりは誠に素晴らしく、はじめて聞いた時は、何度となく繰り返して聞いたものだ。
ぜひお薦めたい逸品。まだAMAZONで手に入るので、ピアノ好きな方なら買い逃さないよう、お薦めしたい。

写真は引き続き、シルスマリア。こんな小川をヘッセやワルター、バックハウス、ハスキルたちは散策したのだろうと想像してみる…。どうです?行ってみたいでしょ?
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by schweizer_musik | 2011-07-02 22:33 | CD試聴記
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