モーツァルトのピアノと木管のための五重奏曲をメロス・アンサンブルで聞く
作曲者 : MOZART, Wolfgang Amadeus 1756-1791 オーストリア
曲名  : ピアノと木管のための五重奏曲 変ホ長調 K.452 (1784)
演奏者 : メロス・アンサンブル【ラマー・クロウソン(pf), ペーター・グラエム(ob), ジェルヴェーゼ・ド・ペイエ(cl), ネイル・サンダース(hr), ウィリアム・ウォルターハウス(fg)】
CD番号 : EMI_CDZ 7 67006 2




2011年8月7日記

今日は一日、イギリスの伝統的な舞曲(ホーンパイプ)とともに楽しい時間を過ごした。心地よい疲れとともに聞くのひ、モーツァルトの五重奏曲。こんな天国的な響きとともに夕食後のひとときをゆっくりと過ごすというのは、最高の快感だなぁ、などと思う。
イギリスのこの団体は今もあるのかは知らないが、もう引退した人もいるのでやっていたとしても、人はずいぶん入れ替わっていることだろう。何しろ50年も前の録音なのだから当たり前だ。
しかし、何とも美しい演奏で、作品がこんなに生き生きとして高貴に鳴り響いているのだから、天国のモーツァルトもきっと満足しているに違いない。
弦でなく木管とピアノの五重奏ということで、こうした作品はベートーヴェンにも一曲あるけれど、このベートーヴェンとモーツァルトの他はあまり聞かない。近代に入っていくつか名作が書かれているが、プーランクの六重奏曲がその数少ない名作の1つにあげられよう。とても難しい作品であるけれど…。
このモーツァルトの作品も技術的な問題はともかく、あまりに美しい瞬間が次から次へと出て来て、ため息が出てしまう。この曲を愛する演奏家は多い。そのわりにはあまり話題にならないのはどうしてなのか、私には今もって謎…である。
メロス・アンサンブルの技術的な高さは当然としても、無理のない表現で、この音楽がとてもとても上品に聞こえてくる。こんなに美しくて良いのだろうか…。そんなことまで思えるほどで、特に第2楽章の美しさは絶大だ。この曲を聴いたことのない人にはぜひお薦めしたい。

写真は世界遺産のベルニナ線のアルプ・グリュムの駅。駅から氷河が見える。
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by schweizer_musik | 2011-08-14 07:53 | CD試聴記
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