グリーグのホルベルク組曲をウェルドン指揮で聞く
作曲者 : GRIEG, Edvard 1843-1907 ノルウェー
曲名  : ホルベルク組曲 (ホルベアの時代から) Op.40 (1885)
演奏者 : ジョージ・ウェルドン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
CD番号 : EMI/TOCE-6422



この曲をはじめて聞いたのは、このウェルドンの指揮のLPだった。高校2年のことだった。特にお気に入りは第4楽章のアリアで、胸を締め付けるような音楽に、若い私は夢中になった。
弦楽の書法など何も知らなかった私であったが、グリーグの豊穣なメロディーの世界に毎日、どっぷりと漬かって過ごしたものである。
ジョージ・ウェルドンはマルコム・サージェントなどに学んだイギリスの指揮者であるが、50才を越えたばかりの若さで早世してしまい、この録音はわずかに残された彼のステレオ録音の中でも代表的なものだと思う。
1曲目からアンサンブルを緊密に束ねて、見事なアンサンブルを聞かせてくれる。こんな良い演奏でこの作品と出会うことが出来た私は幸せだったなぁとしみじみ思う。
数年前、神奈川フィルのコンサートのアンコールで現田茂夫氏が第1曲の前奏曲を演奏したことがあった。天才石田が率いる神奈川フィルの弦楽合奏のあまりに見事な演奏に息をのむ思いだったことも思い出した。
しかし、北欧の作曲家とイギリスの作曲家は弦楽合奏が好きだし、扱いも上手いのには驚かされる。フランスはこうした伝統がないようで、あまり良いものは思いつかない。伝統というか、聞き手の好みもあるのだろうか?

写真は、またまた懲りずにベルニナ線の車窓の風景から、ポントレジーナの駅を過ぎてしばらく山を登ったあたり。
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by Schweizer_Musik | 2011-08-20 20:46 | CD試聴記
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