マンハッタン・トランスファーのヴォカリーズ・ライブを見る
マンハッタン・トランスファーのヴォカリーズ・ライブを見る_c0042908_2331675.jpgタイトル(or 曲名) : ヴォカリーズ・ライブ '86
出演者 : マンハッタン・トランスファー
DVD番号他 : COBY-91498



昔レーザー・ディスクで持っていた(というより今でもあるけれど、プレーヤーが壊れて見ることができない…)。ずいぶんよく見たもので、他にもマンハッタン・トランスファーの映像はいつくか持っていた。
CDはそう多くなく、10枚あまり。よく聞くのはやはり「ヴォカリーズ」であるが、いかにも大人のコンサートであり、立ち上がったりはない(笑)。もう歳なので、立って踊ってというコンサートやライブはちょっと…である。落ち着いて聞かせてほしいと思うし、プロらしい技術と資質を楽しませてもらえれば…と思う。
この点で、マンハッタン・トランスファーはDVDを購入して久しぶりにこの映像を見たけれど、かつてはじめて見た(聞いた)頃のことを思い出してしまった。
まだ新婚間もない頃、住んでいた九州の久留米の家で、これを飽きることもなく何度も何度も見ていた。プロモーション・ビデオのレーザー・ディスクも持っているけれど、これはDVD化されていないようで、YouTubeでも出ていない。我が家にレーザー・ディスクは眠ったままであるが、プレーヤーを中古ででも買っておいた方がいいかなぁ…などと思い始めている。
しかし、このグループについて、私ごときが今更紹介することもないし、このあまりに有名すぎるライブ映像は、何度となくDVDで再発売されているから、ご存じの方も多いことだと思う。まさに大人のライブ!「ヤマハ BX-1」なんて「デューク・オブ・デューク」のコメントの中で出て来たり、当時はずいぶん面白がったものである(DX-1という大ヒットしたシンセサイザーの名前を使ったジョークである、念のため…笑)。

一日仕事をして、終わりに何を聞こうか、シャハム、メイエなどの演奏したメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」とも思ったのだけれど、ちょっと見始めたら、新婚当時のことを思い出し、夢中になって見てしまった。
ア・カペラの「グロリア」もなかなか良い感じで、もう一つ、ふつうのライブ映像も好きだったけれど、アラン・ポールの歌だけで言えばこちらも捨てがたい。ティム・ハウザーの「JAVA JAVA」もその洒落た歌に心がとろけそうだ。
ジャニス・シーゲルの「ジョイ・スプリング」の見事さにしびれたし、ベンティーンの ハーツ・デザイアのパンチの効いた歌もまた良いし…。結局どれもこれも素晴らしい。1986年2月の東京、中野サンプラザでのコンサートである。私は結婚2年目で、就職して6年目。仕事も楽しくなってきた頃のことだった。

写真は先日の帰郷の写真から。夕暮れの光が棚田に美しく、味わいあるものに思われた。
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by Schweizer_Musik | 2012-01-16 23:53 | DVD/スカパー!視聴記
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