昨日は…
本格的に風邪をひいてしまった。不注意にて全く情けないことだが、ひいてしまったものは仕方がない。寒い自分の部屋ではなく、少し温かい居間で仕事をしている。
昨日は授業が終わったあと、バリオ・ホールでの学指揮のコンサートに行って学生たちの指揮の実習コンサートを聞き、それから帰ったので、ずいぶん遅くなってしまった。
吹奏楽の作品で、我が校の吹奏楽で、何年ぶりかで吹奏楽を聴く。
自分の吹奏楽初体験は、芸大の入学式で、今は無くなってしまった大阪、中之島の旧フェスティバル・ホールでの我が出身校の吹奏楽団による「五木の子守歌」他だった。
あれは素晴らしかった。あんなに柔軟で変化のある響きは聞いたことがなかったので、とても感動し、卒業作品のピアノ協奏曲に結実した。
まだ習作の時期のもので、あのピアノ協奏曲(ピアノと吹奏楽のための作品)では、まだドビュッシーの影響下にあったので、今となってはただただ恥ずかしいばかりであるが、デリケートで細やかな響きの変化をあの曲で表現したつもりだった。
昨日聞いた吹奏楽作品も大変充実した作品であった。我が校の講師のみなさんの作品も入っていたし、私もなんとか間に合ってそれを聞いた。今の吹奏楽の世界では、あのような作品が水準となっているので、当然その点でとてもよく書かれているし、感動的でもあった。
私も充分に楽しんだのであるが、やはりあのような様式の音楽は、私にはないものだと思った。自分の書く音楽は、もう少しコンテンポラリーに向かっているのである。吹奏楽はもう少しポピュラーというか、アメリカのハリウッドの映画音楽の世界に近い様式を目指しているようだ。
また私は自分の作品の中心にオーケストラを置いているので、吹奏楽は私は頼まれない限り書かない。大学時代からはずいぶん変わってしまったようだ(笑)。吹奏楽の世界もあの頃からするとやはりずいぶん変わってしまった。そんなことを色々と思った昨日だった。

授業では、ミヨーの「世界の創造」をとりあげて、新古典主義とジャズとの関係について説明し、スコアを見ながら曲を聞いてみた。
組曲をとりあげてもよかったのだが、今読んでいるアヌイの戯曲「荷物のない旅行者」を読み終えてからにしなくては…。
昨日、帰ると、古本屋でたのんでおいたアヌイ作品集1が届いていたので、それをパラパラと読みながらすぐに寝てしまった。つまらないからではなく、ただただ疲れていたためでもある。
今朝、起きてからまた続きを読んでいる。
また、カワイから出版の校正原稿が届いていた。食事後にこまかなチェックをしてから送り返そうと思う。

写真はムーリの修道院付属教会の内部。ロココ調の華麗な装飾に感動!以前に掲示したことがあったかも知れないけれど、もう分からなくなっている。
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by Schweizer_Musik | 2012-01-19 06:49 | 日々の出来事
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