マルティヌーの四重奏曲を聞く
c0042908_13149100.jpg作曲者 : MARTINŮ, Bohuslav Jan 1890-1959 チェコ→米
曲名  : 四重奏曲 "Quartet" ハ長調 H.139 (1924)
演奏者 : アンサンブル・ヴェラ・ムジカ【ウルフ・ローデンヘウザー(cl), ラドバン・ブラトコビッチ(hr), マルティン・オステルターク(vc), ペーター・サドロ(drum)】
CD番号 : MD+G/304 0774-2



クラリネットとホルンとチェロ、そしてスネア・ドラムのための四重奏曲である。この時代、新古典主義の潮流の中で、マルティヌーたちは様々な編成による音楽の実験を行っている。それらの多くは、その風変わりな編成故に、演奏される機会が少ないままになっているのだけれど、聞いてみるとこれがなかなか良い音楽が多く、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間に、音楽文化の豊かな発展を聞く思いである。
アンサンブル・ヴェラ・ムジカによる二枚のマルティヌーの室内楽シリーズは、同様のものもある中で、実に優れた演奏を聞かせてくれる、見事なものである。
この風変わりな編成の面白さは、こういうものがあっても良いじゃないかという強烈なまでの説得力がないと、ただのゲテモノになりかねないのだけれど、この演奏家たちは大変饒舌に聞かせてくれる。ホルンの名手ラドバン・ブラトコビッチの演奏をはじめ、ベテランのマルティン・オステルタークの見事なソロは大変な聞き物となっている。有名な打楽器奏者ペーター・サドロが上手いのは当然だが、ウルフ・ローデンヘウザーはこのマルティヌーの室内楽シリーズで知ったけれど、とても良いクラリネット奏者だと思った。
マルティヌーのディープな世界にあなたも一度はまってみませんか?(笑)

写真は毎度おなじみのルツェルン。
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by Schweizer_Musik | 2012-01-22 01:45 | CD試聴記
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