一日作曲…
一日、作曲に集中する。無理に書こうと思っているのではないのだが、書かないと気がおさまらないのである。
クライマックスはなんとか上手く行った。
続いて後半に入ろうと思い、書き始めたのだが、これのテーマを前奏と「風の記憶」に関連させて作っていて、どうしても前奏の後にこれが展開した方が自然だと思い始めてしまい、構成を大々的に変更することにした。
いや、雅楽の笙の和音を弦のフラジオに当てて、オーボエのソロでテーマを出してそれに影のように他の管楽器がまとわりつくところは、実はとても気に入っていて、すぐにPrestoに入るのがもったいない感じがしていたのだ。
そのおかげで、前半をゆっくりにして、後半Prestoで盛り上げるという感じになる。これは最初の案に近く、やっとすっきりしたところ。捨ててしまったテーマはもう山のようになってしまったが、曲を書き始めるとこんなものである。
笙の響きを弦のフラジオにと書いたが、これにオーボエのソロが入るとどうもシベリウスの交響曲第6番の冒頭に響きが遠く似ているように思えて、ちょっと恥ずかしい気持ちがしている。
それでも少しずつ曲が進んでいく。良い感じだ。聞いていて、つい聞き惚れてしまった。書いてすぐにオケの音で確認できる…。こんな良い時代に私は生きているのだ。深く感謝。フィナーレ(楽譜作成ソフトのことです)もなかなか良いなぁと思う。
by Schweizer_Musik | 2006-12-23 19:48 | 日々の出来事
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