神奈川フィルの定期に出かけた
昨日はyurikamomeさんに誘われて、神奈川フィルの定期に出かけ、その後yurikamomeさんを中心としたオフ会(?)で、大いに飲んでしゃべった。楽しい一日になり、シラバスとの格闘から解放された。
シュナイト氏の指揮でドイツ・レクイエムを聞いたのだが、前半、合唱のピッチがフラットに聞こえ、まだ身体が温まっていないようだったが、後半になって調子が出てきた感じだった。
しかし、ドイツ・レクイエムはブラームスの比較的若い頃の作品にしては渋い作品で、響きも落ち着いていて静かに語るような趣で「怒りの日」などのドラマチックな部分が全くない。瑞々しいメロディーに満ちているが、退屈させないで聞かせることは至難の技のようだが、昨日のシュナイト氏は素晴らしい集中力でこの作品を一気に聞かせてくれたのだった。第6楽章は圧巻だった。フガートに移る前のたまっていた力があふれるように出てくるところは全く見事で、手に汗にぎるという感じだった。一方で第1、第2楽章などの穏やかな抑揚でひたひたと迫ってくる音楽が、細やかなニュアンスで歌い上げるあたりもまたとても良かった。
終わってからの飲み会は同好の士の集まりで、全く楽しく飲ませて頂いた。キリン・ビア・ホールであったので、久しぶりにビールをたらふく飲んだ。一週間ほど前に教え子たちと飲んで以来だったが、私が外で飲むなんて、滅多にないことであるので、これは珍しい現象だ。
ともかく楽しい一日を、多くのみなさんのおかげて過ごさせて頂いた。ああ楽しかった!
今日は一転、明日からの授業の準備とシラバスとの格闘が待っている。しっかり寝たのだから、さあがんばろう!
by Schweizer_Musik | 2007-01-22 10:44 | 日々の出来事
<< ヤンソンスの指揮によるラフマニ... 今朝のニュース… >>