ケフェレックのラヴェルのピアノ曲全集 大推薦!!
帰ってきてから、鯵で久しぶりにナメロウを作る。薬味やらはいつもテキトーである。今日は大葉とミョウガが安かったのでこれと田舎味噌、ほんの少しのごま油とほんの少しのミリンとほんの少しのお酒で作った。簡単でお手軽な料理故に、貧しい学生諸氏は鯵が安ければ買ってきてやると良い(笑)。私も貧乏人なので時々やります…。

さて、帰ったらさっきのヤニグロの続きを聞こうと思って出かけたのに、帰る途中でタワーレコードに立ち寄って少し買ってきたので、それを聞くことにした。

聞きたいと思ったのはアンヌ・ケフェレックの弾くラヴェルである。昨日の前田あんぬさんの演奏で、若干不完全燃焼状態となっていたので、やはりここは良い演奏でと思って二枚組の全集を買ってきた。
たった1280円だったけれど、ああなんて良い演奏なのだろう。才気走ったところはラヴェルにぴったりだ。こうした刺激と毒のないラヴェルなんて存在意義があるのだろうか?
クープランの墓から聞き始めた。完璧である。軽いタッチは完璧にコントロールされており、しかも美しい!前奏曲はこのスタイルに完璧に合致している。そしてフーガ。これは今まで聞いた中でもペストの演奏だ。柔らかなテクスチュアを、見事に再現している。同じ頃の録音でケフェレックがサティを録音したものを、昔聞いたとき、とても感心したのを思い出した。あとはどれもこれも素晴らしい。私は仕事を忘れ、ひたすら聞き入っていた。
個々の曲に関して言えば、更に良い演奏はある。高雅で感傷的なワルツなどはアリシア・デ・ラローチャの名演があるし、アルゲリッチやミケランジェリなどの名演、更に古いものでカサドシュの全集録音など、いくつもの名盤がひしめくものの、このケフェレック盤もそうした歴史的名盤の座をつかんだと私は思う。
こんなに良い演奏がたった1280円でタワー・レコードで売っていた。ペルルミュテールの所謂「作曲家直伝」の名演を持っていても、これは「買い」である。まだ買っていないラヴェル好きの人はぜひ!お薦めである。
by Schweizer_Musik | 2007-05-31 20:00 | CD試聴記
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