ブリティッシュ・ライト・ミュージックはいかが?
長かった夏休みも終わり、明日から授業に追いまくられる生活が再び始まる。嬉しいような、ちょっと名残惜しいような…。
こんな日はブリティッシュ・ライト・ミュージックが合いそうだ。ちょっとノスタルジックで、ほどよく面白く、ほどよくマンネリで、時々ホロリとさせるエンターテイメントなのだが、意外と日本人には人気がない、というかあまり紹介されたことがないために聞いたことがないのだろう。わずかに紹介されたのがケテルビーなどだけでは話しにならない。
無調とかはとても親しみが持てないけれど、ロマン派後期位までの音楽で、あまり大げさなものでないのが好きという人ならば、はまること請け合い!である。
試しに、WOOD. Haydn 1882-1959 (英)の「独白 "Soliloquy"」(1948作)を聞いてみると良い。中々に良い曲で何故あまりやらないのだろうと思うに違いない。
この作曲家が、大変な技術を持っていることは確かだし、伸びやかなメロディーを難なく書けることもわかる。オーケストレーションについてもそれなりの技術を持っていることもこの曲を少し聞けばわかる。1948年には流行らなくなってしまったスタイルであるというだけなのだ。
変奏曲や名作「ピカデリーのバラ」など、残暑の内に楚々と近づいているに違いない秋を思いつつ、今夜は聞いてみたいところだ…。
by Schweizer_Musik | 2007-08-27 23:54 | ナクソスのHPで聞いた録音
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