2005年、夏のルツェルン音楽祭
2005年夏のルツェルン音楽祭のプログラムが出ていた。8月11日から9月18日までの約一ヶ月の公演。チェックしていなかった・・・反省!!
ルツェルン音楽祭友の会のホームページも開設されているが、こちらでは新しい情報は?である。梶本音楽事務所のHP内であるが、これは暫定の開設のようだ。
今年もメータ、エッシェンバッハ、ガッティの指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やクルト・マズアが指揮してロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェンの第9の演奏会などが予定されている。これなどは注目の公演であろう。
更に面白そうな公演をあげていくと、ウェザー=メストの指揮するクリーヴランド管弦楽団と合唱団によるマーラーの第3番やベートーヴェンのミサ・ソレムニスがある。この合唱団によるラフマニノフの晩祷も良さそうだ!!
エッシェンバッハ指揮のウィーン・フィルでブルックナーの第8番が予定されている。
また、ヤンソンスが率いるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるマーラーの第6番、マゼールが指揮するニューヨーク・フィルハーモニックによるマーラーの第5番他やバレンボイムが指揮するシカゴ交響楽団、によるマーラーの第9が面白そうだし、今が旬のサイモン・ラトルの率いるベルリン・フィルも来演する。かなりミーハーな企画だが、ベルリン・フィルの12人のチェロ奏者たちによるコンサートも "Film Concert" 企画されている。二人でお茶ををどう料理しているかはお楽しみ・・・だ。
リッカルド・シャイーの指揮するライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ゲルギエフが率いるマリインスキー劇場のワルキューレなどの公演が予定されている。
室内オケはこの音楽祭から生まれたルツェルン祝祭弦楽合奏団も現在率いているフィドラーが指揮して演奏会が予定されているし、ペライアが率いてイギリスのアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズも来演し、モーツァルトやベートーヴェンを聞かせる。
また、マーラー・ユーゲント管弦楽団でリヒャルト・シュトラウスやハルトマン、ブルックナーの第6番もコンサートもあり、興味をひく。

祝祭オーケストラは今年もアバドが指揮してマーラーの第7番やベートーヴェンなどが演奏されるし、2002年だったかに新設されたアカデミーによる演奏会もあり、ブーレーズが指揮してヴァレーズやシュトックハウゼン、カーターなどの作品が演奏される。これは3〜4回の公演が行われ、さすが中核の団体と思う。
アルディッティ四重奏団のラッヘンマンの弦楽四重奏曲のコンサートなど刺激的だろうし、テツラフによるバッハの無伴奏の夕べやブラームスのヴァイオリン・ソナタのコンサートも興味をひく。
もちろん、委嘱作の世界初演のコンサートもいくつかあるし、他にもいっぱいある。何しろ50以上の公演なのだ。

今年はマーラーが目に付く他、ラッヘンマンがテーマとなっているようだ。
by Schweizer_Musik | 2005-02-15 07:17 | 原稿書きの合間に
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