HDの中身(ベートーヴェン)
この前、仕事用のコンパクトなハード・ディスクの中身を全面的に入れ替えたという話をしたら、ベートーヴェンの交響曲は何を入れたのかと質問され、あれほど楽しみながら選んだというのに、一日たったら何を選んだのかすっかり忘れていることに驚いてしまった。軽く「健忘症」を患っているようである。情けない!
で、今日、それを確認して、質問に答えたいと思う。

交響曲 第1番 ハ長調 Op.21 (1799-1800)
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団
SONY-classical/SB5K 48 396
1964年10月2日クリーヴランド、セヴェランス・ホール録音

交響曲 第2番 ニ長調 Op.36 (1801-02)
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団
SONY/SMK64 460
1959年1月5,9日ハリウッド録音

交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55 (1803-04)
ピエール・モントゥー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
PHILIPS/420 853-2
1962年7月録音

交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60 (1806)
カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団
ORFEO/C 100 841
1982年5月3日録音

交響曲 第5番 ハ短調「運命」Op.67 (1807-08)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団Grammophon/429 036-2
1962年3月ベルリン、イエス・キリスト教会録音

交響曲 第6番 ヘ長調「田園」Op.68 (1807-08)
ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
PHILIPS/PHCP-10064〜8
1986年4月録音

交響曲 第7番 イ長調 Op.92 (1811-12)
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団
BMG/BVCC-1010
1955年10月24日シカゴ、オーケストラ・ホール録音

交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93 (1811-12)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団KING/KICC 6025〜30
1968年9月ウィーン、ソフィエンザール録音

交響曲 第9番 ニ短調「合唱」Op.125 (1822-24)
小澤征爾指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, アンブロジアン・シンガーズ, マリタ・ネイピア(sop), アンナ・レイノルズ(alt), ヘルゲ・ブリリオート(ten), カール・リーダーブッシュ(bs)
PHILIPS/416 884-2
1974年2月ロンドン録音

第1番はシャープなアタックが若いベートーヴェンの気概をよく表しているように思われ、このジョージ・セルの演奏を選んだ。この曲がハイドン風とかではない、まごうことなきベートーヴェンであることを実感させるものとして…。
第2番も数々の名演がひしめくが、今回この演奏が残ったのは明らかに、最初の出会い以来の魅力が今も失われていないからだ。このカンタービレの素晴らしさ!!
第3番はステレオでも数々の名演があるけれど、このモントゥーがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と録音した、気迫に満ちた演奏は、録音当時の年齢を考えると全く信じがたいところだ。
第4番はカルロス・クライバーの録音を初めて買った時のドキドキ感が今も抜けず、先入観バンバンで選ぶ。大体CD一枚にこの曲一曲しか入っていなかった。でも文句を言う気にさせない説得力の凄さ…。
第5番は何度も迷って、カルロス・クライバーの録音を入れていたのだが、結局これに落ち着いた。カラヤンの若い頃のベルリン・フィルとの力強い演奏が、私のこの曲の刷り込みだった…。
第6番もブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団の録音とカール・ベームと迷いに迷ったあげく、途中オトマール・スウィトナーの録音などにも食指が動いたりしたけれど、ハイティンクの演奏でのベートーヴェンの極めてユニークで優れたオーケストレーションをよく生かした演奏ということでこの全集からの演奏を選んだ。
第7番はカルロス・クライバーとレナード・バーンスタインの2種類が競合したのだが、結局この古い録音に落ち着いた。フリッツ・ライナーは他にも良い演奏が沢山あり、私の今回の選択でも多くの録音を選んだけれど、ベートーヴェンはこれ一曲となった。
第8番はLP時代にすり切れるまで聞いた?(古い言い回しで恐縮!です)録音で、今回色々聞き比べてみて、結局これになった。
第9番は、若き日の小澤征爾の熱演に最も魅力を感じている。
全集ならクリュイタンス指揮ベルリン・フィルのものが良いし、ヘルベルト・ブロムシュテットのドレスデン・シュターツカペレの魅力満載の演奏などもある。今回はモノラルは選ばないという方針だったので、フルトヴェングラーやトスカニーニなどは排除したが、こうして一番気に入ったものを選ぶ作業というのも、昔なら評論家にでもならないとできないことだったのに、今は誰でもできる時代となったのだから、もう少し楽しんでみようかと思ったりする。
by Schweizer_Musik | 2007-12-02 13:43 | 日々の出来事
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