春は花の季節。毎日行く散歩コースの桜。今日は午後になってしまったが、一日で随分美しく花開き、ほぼ満開となっていた。週末には花吹雪となるのではないだろうか? 毎朝見ているこの自動車教習所の桜は、実は午後の光が一段ときれいであることを今日発見した。朝の散歩であったのだが、これからは午後の散歩にしようかと思ってみたりしている。 今日は久しぶりに一日作曲にあてた。とは言え、気候の良さにどうも落ち着かず、午後には散歩に出て気張らしして帰ると、先日AMAZONの方から注文していたドビュッシーの「春」が届いていた。 で、夢中になって聞く。面白い!演奏がエミル・ド・コー指揮 サンフランシスコ・バレエ管弦楽団,合唱団ということだったが、なかなかに上手い演奏で、コーラスもやや発声やピッチといった点で不満もあるのだが、大体合格点であった。 指揮はテンポが若干重くなる傾向があり、しみじみとした味わいではあるが、もう少し羽根のような軽さが欲しいと思うところもあった。 しかしそうした些末なことよりも「春」のコーラス入りは管弦楽だけの版よりも遙かに美しく、どうしてビュッセルがコーラスを外したのか、理解に苦しむほどであった。何らかの演奏に関する事情があったものと推察するが、本来の作品の姿がどうだったか、論じるほど詳しくはないが、コーラスの使用は実に効果的で、目が覚める思いであった。 なるほど、想像していただけではダメ。やはりこれは一聴に値するものであった。お薦め下さったドクター円海山さんに感謝!である。 桜の美しい姿がソプラノのヴォカリーズにダブってきた。なるほどこれは春の音楽である。 桜の写真を小さくしようかと思ったのだけれど、あまりきれいだったので小さくするのが惜しくなり、大きく(実際には更に大きいのだけれど)して公開してみる。
by Schweizer_Musik
| 2008-03-27 19:53
| CD試聴記
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