スラトキン指揮の動物の謝肉祭他…凄い名演だ!!
LP時代に、それこそ必死で探したものの、とうとう見つからなかった一枚が、フェリックス・スラトキン指揮コンサート・アーツ管弦楽団によるサン=サーンスの「動物の謝肉祭」だった。
彼らが演奏したラヴェルの「序奏とアレグロ」にすっかり魅了され、スラトキンの録音を探しまくっていた時、この録音の存在を知り、ずいぶん探したものの、とうとう見つけられなかった。
住んでいたのが博多で、今のように情報が無かったことも一因であろう。
で、これが、ナクソス・ミュージック・ライブラリーでひっそりと復活していたのだから驚いた!!

サン=サーンス:動物の謝肉祭:イベール:ディヴェルティメント(F.スラットキン)(1953-1954)

1953〜54年の録音で当然モノラルで、恐らくは板起こし…。録音状態はそれほど良いとは言えないけれど、まさに目の覚めるような名演。この曲にそれほど多くを求めてはいけないのかも知れないが、やはり凄いことになっていた。
ピアノがヴィクトリア・アッラーとなんと作曲家のハリー・サックマン!これが上手いのなんのって…。サン=サーンスという人はピアノがリストばりに上手かったそうだ。だから彼のピアノ曲はとてつもなく難しい。
しかしこのスラトキン(レナードのお父さん)の仕事は本当のプロ中のプロの仕事である。ハリウッド四重奏団でヴァイオリンを弾いていた彼は、一流のヴァイオリニストであり指揮者であった。それも超がつくほどの…。
スラトキンやカーメン・ドラゴンは日本では過小評価され過ぎているように思う。
ついでイベールの「ディヴェルティメント」も入っているのだけれど、ステレオ録音であれば決定盤であろう。
しかし、あの単純なスコアから、どうしてこんな音を出すことが出来たのだろう…。桁外れの名手たちである。これを聞くと他の演奏が聴けなくなってしまいそうだ。ともかく私はこの2曲については他の録音を捨てても全くかまわない。
いや、参った!!ぜひ一度ご賞味あれ!!
by Schweizer_Musik | 2008-04-01 10:08 | ナクソスのHPで聞いた録音
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