若葉の季節…音楽を聞こう -04. ヨハン・シュトラウスⅡの「シトロンの花咲くところ」
c0042908_1175093.jpgヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツ「シトロンの花咲くところ "Wo die Citronen blüh'n"」Op.364 (1874)もとりあげておかないと…と思い始めて、今朝撮った花の写真とともにアップしておく。断るまでもないが、これはシトロン(レモン)の花ではない…。
このワルツは「春の声」などと同じように、ソプラノの独唱と管弦楽のための版もあり、私はこちらの方がずっと好きなのだ。グルベローヴァのものやリントが歌ったものもあるが、今も手にはいるのだろうか?
NMLにもソプラノ版があるが、マリリン・ヒル・スミスのソプラノはスープレットの可愛い声で曲に合っていると思う。高音部で若干発声が荒くなるのはいただけないが、まっ我慢して聞くことにしよう。ポラックの指揮するスロヴァキア放送ブラティスラヴァ交響楽団の演奏は、あまりチャーミングではないけれど、誠実でエドリンガーなどのマルコ・ポーロ・レーベルお抱えの指揮者たちのどうしようもない腰の重さはなく、この分野ではさすがに手慣れた演奏をしてくれる。
オケのみならばやはりロベルト・シュトルツ指揮ベルリン交響楽団の演奏が最も美しい。弦がメタリックに聞こえるのはちょっと時代がかったものだが、それさえ我慢すれば、音楽として勢いもあり、よく考えられたバランスで、とても美しい。
ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の録音は録音が自然で良いのだけれど、少しサラリの流したようなところが好みを分かつように思う。
マルコ・ポーロの全集のVol.2にあるアルフレッド・ワルター指揮のものは、よくまとめていて特に不足はないが、表情が前2者に比べ平板に感じられる。しかし、二流扱いでポロくそに言うほどでは決してない。丁寧な仕上げでこれはこれで私は十分満足している。

ところで、レモンは五月の他にも八月、十月頃にも咲くので、五月の花というのもどうかと思うが、アルプスの北側に住むドイツ系の人々にとってあこがれの土地なのだそうだ。確かに、バカンス・シーズンに暑いのに何故かルガーノではドイツ系の人が目立っていた。
ヘッセやワルターもルガーノに住み、お墓もこのルガーノにある。今年はどこかで時間を作ってルガーノの街を久しぶりに歩いてみたいものだ。
by Schweizer_Musik | 2008-04-30 11:25 | 若葉の季節…音楽を聞こう
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